※木下さん+市田柿
長野県で作られる市田柿、ファンの方も多いのではないでしょうか?
市田柿ってそもそも、長野県の南信州のみでしか作られないブランドなんですよ!
今回は干し柿に専念して20年の木下さんの市田柿のご紹介です。
■長野県で作られる柿
木下さんの市田柿は長野県の飯田市で作られます。
※地図
そもそもこの地域は盆地となっていて、寒暖差が激しい環境のため、美味しい柿が作れます。
そもそもの柿にもポテンシャルがあり、そこに木下さんの技術が加わります。
■木下さんの市田柿はとにかく大きくて柔らかい
※木下さん市田柿と市販の比較画像
通常、お店で売ってる市田柿などを食べた事のある方もいらっしゃるかもしれませんが、大きさや柔らかさが全く違います。
トドクヨでご訪問させて頂いた際も、現場で働くスタッフさんからも
「ここで働いて市田柿の価値観が変わった」とおっしゃられてたのが印象的でした。
※スタッフさんの休憩しているときのトーク画像など
とにかく柔らかくて美味しい!と働かれてる方がファンになっているのです。
▼木下さん独自の乾燥技術だからこそできる柔らかさ
木下さんの作る市田柿は2Lと大きな柿を利用します。
※柿の比較画像
このサイズだからこその柔らかい市田柿ができるんです。
ただ、それだけではありません。通常の乾燥技術では、大きい柿はうまく乾燥させるのが難しく、美味しい市田柿を作るのは至難の業と言われています。
※干してる画像
乾燥技術もそうですが独自のいおう燻蒸という事も行い、これも技術のひとつ(なんでやるか後で質問する)
他では真似できない独自の乾燥技術があるからこそ、大きくて柔らかい木下さんが作る独自の市田柿ができます。
※(いおう燻蒸→干し2~3週間(独自))オレンジだったものから白くなる→中の糖分が表に出てくる状態
※乾燥のさせ方が独自
▼1つ1つの揉み作業も職人技
柿を干した後に、柿もみという作業が行われます。
※揉み写真
これも、木下さんにしかできない技術なんです。
木下さん
乾燥技術もそうですが、この揉み作業は本当にこだわってます。揉みで干し柿の味はかなりかわるので、この揉みができるのも自分が作る市田柿の味の違いに表れてきます。揉みが足りない実は何度も何度も納得いくまで揉みを行うので、これも他と比べるとありえない作業なんです笑
1つ1つの柿の状態を見て揉み具合も調整します。これはマニュアル化できる作業ではなく、長年の経験がないとできないんだそう。
▼他ではやらない寝かせる工程
これも木下さん独自の工程なのですが、揉みの作業の後に柿を寝かせる工程があります。
※寝かせる画像
他ではほとんどやらない作業なのですが、この工程を組む事で更に美味しい市田柿が出来上がります。
■干し柿に専念して20年の技術力
前述の通り、木下さんの市田柿は専業になって20年が経ちます。
他の農家さんは、別の果物を作るなど季節によって切り替える中、木下さんの市田柿は柿以外作らないのです。
木下さんコメント
柿って一年を通じて販売時期は冬だけ。他の時期に他の果物を作れば年間通じて売上も安定します。でもうちはそれはやらないんです!笑。というのも、他の事をやると、あれもこれも年中仕事に追われてしまうので、あまり考える時間がなくて品質が落ちる事が嫌なんですよ。1
と木下さん。
柿だけに集中する事で、色々なアイディアや考え方ができ追及し続ける事ができるようになったそうです。
木下さん↓
更に、他の業種や作物の作り方など色々学ぶことが多く、毎年新しいチャレンジや挑戦を行える事にやりがいを感じています。他ではやらない事をどんどんやる事でより追及し、年々品質の高い市田柿になっていっているんです。
トドクヨもご訪問時にこの木下さんの熱量をとても感じる事ができました。
他で売ってる小さい市田柿を食べた事のある人は間違いなく感動してもらえると思います。
そんな木下さんの干し柿はこちら
ちょうどこの時期贈答用としてもとても喜ばれます。
※ご家庭用はバラバラサイズになるのでご注意下さい。
▼ご家庭用(バラバラサイズ)
▼贈答用(2Lの大玉のみ)
追伸
※木下さんとスタッフさん(可能であれば)
前述の通り、柿専業というところもほとんど見なくなってしまいました。
この木下さんの市田柿を追及される姿勢に感銘を受けております。
伝統のある市田柿を更に美味しい市田柿へと追求してもらえるよう、トドクヨとしても応援して参ります。