今回は静岡県でお茶を作る白鳥さんのご紹介です。
独自の強みを生かし、全国でここでしか作れない独自の中蒸し製法でお茶を作られています。
お茶の葉作りに最適な旧玉川地域
白鳥さんのお茶は玉川(現葵区)という地域で作られます。
この玉川地域が美味しいお茶の葉を作るのに最適な環境なんです。
朝、霧が出て寒暖差もある山奥での栽培
この玉川地区は、朝に霧がかかりお茶の葉にも良い環境なんです。
お茶は、日照時間が長すぎると葉が硬くなってしまい、渋みや苦みが増える葉になるそうで、霧が日をやわらげ柔らかい葉を育ててくれます。
また、山の奥地の環境は朝昼の寒暖差が激しくこの環境もお茶に良い影響を与えてくれます。
水はけの良い山の段々畑
更に山の段々畑で作られる事で水はけも良い事で、こちらも良い葉が作られる要因になります。
旧玉川地区では、こういったお茶に適した条件が整う事で、柔らかい「みる芽」が育つ事で甘味や旨味の乗ったお茶の葉が作れるのです。
品種は「やぶきた」という品種で香り、味、渋み、水色共に人気の高い品種になります。
LINEでご注文やお問合せも可能です
↓↓↓↓↓
白鳥さん独自の萎凋と中蒸し製法
一般的には、茶葉を収穫した後に蒸す工程に入りますが、白鳥さんの場合は違います。
萎凋と言って、上記のように10時間ほど冷風にあてて寝かせる工程を取っています。
昔のお茶作りでは、午前中に山を登り収穫後、山を下りてくると夕方になったと言いますが、この間の時間で自然の風にあたり萎凋効果があったと言います。
そのため、白鳥さんのお茶は昔のお茶の味を再現できるそうです。
今では機械化や効率化が進み、なかなかこの工程を実施しているお茶は少なくなりました。
この萎凋をする事で、微発酵が始まりよりフルーティーで独特な香りが生まれるんです。
今では少ない中蒸し製法
お茶は一般的に市場に出回っているものは、馴染みのある深蒸し(茶葉の風味が特徴的)の製法と、浅蒸し(高級茶に多く旨味、甘味が強い)製法の主に2つがほとんどです。
今回の白鳥さんのお茶は中蒸しと言って、市場にはほとんど出回らない製法になります。
中蒸しとは浅蒸し、深蒸しのちょうど中間の蒸し方になります。
特に中蒸しは、旨味や甘味、風味もしっかり残り水色がきれいなのが特徴的。
こちらが白鳥さんが作る中蒸しでのお茶です。
良いところ取りな製法で、ご覧の通り色も綺麗ですよね!
白鳥さんのお茶は爽やかでフルーティー
実際に飲み比べてみました。
写真の右が白鳥さんのお茶です。
特徴としては、萎凋の工程があるせいか爽やかでフルーティーな香りが特徴的。
他の製法のお茶ではこのフルーティーさは出ないので白鳥さんのお茶ならではです。
味についても、旨味と茶葉の味の両方を感じて頂ける味わいになります。
これも、特に山間部の厳しい環境で育ったお茶だからこそなんです。
普通のお茶とは違う白鳥さんのお茶を一度お試し頂きたいです!
LINEでご注文やお問合せも可能です
↓↓↓↓↓
5月の初摘みで獲れる1番茶のみを使用
お茶のシーズンは5月頃から始まります。
白鳥さんのお茶の茶葉はこの頃にとれる一番茶のみ使用となります。
これも品質の良い茶葉だけを使って美味しく飲んで頂きたいという白鳥さんの想いから。
LINEでご注文やお問合せも可能です
↓↓↓↓↓
静岡の茶農家も地域過疎化による危機も
玉川(現葵区)の伝統のあるお茶を守っていきたいと白鳥さん。
ただ、人口の減少と高齢化が進み管理のできない畑が増えて荒地になってきているのも現状なんだそうです。
この地域の伝統もそうですし、白鳥さんの中蒸し製法も後継者問題にも悩まされると言います。
皆様に知ってもらって美味しいという事を知って頂きたい。
是非、玉川地区のお茶を一度お味見頂けたら嬉しいです。
【2022年の新茶】白鳥さんのお茶セット
白鳥さんのお茶は種類がいくつかあり、シーンによっておすすめがあります。
まず、初めに飲んで頂きたいのはなんと言っても初夏(煎茶)こちらが白鳥さんのお茶そのものを味わえるお茶です。
少し暑くなってきた時期にはティーパックもご用意があります。
季節に合わせてお好みのパックをご用意させて頂きました。
↑クリックできます
※ネコポスでの配送になりますため代引きは不可とさせて頂いております
ご注文やご要望もこちらからお問合せ下さい
↓↓↓↓↓
追伸
前述の通り伝統のあった静岡のお茶も後継者問題などもあり存続の危機にさらされてきているのを実感しています。
「静岡の美味しいお茶」を事を改めて皆様に知って頂き、伝統のあるお茶や製法、農家を守っていきたいのが本音です。
まずは、知って頂いた皆様に美味しいお茶をお届けして知ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。
LINEでご注文やお問合せも可能です
↓↓↓↓↓